【シニアワークプログラム事業】シニアであれば技能講習を無料で受けることができる

シニア仕事

「シニア世代になって職を失った場合、これといって特化したスキルがないので仕事がない」
「新たな技能を学んで、新たな道を歩んでみたい」

望む望まずにかかわらず、ミドルからシニア以降において、これまでとは別の道を歩むことになることも、長い人生の中にはあるかもしれません。

このような場合、それまでには持ち合わせていなかった技能を学ぶ必要があるかもしれませんが、改めて学生に戻るということもなかなか難しいものです。しかし、シニアワークプログラムを活用することで、新たな道を切り開くことが可能となる場合もあります。

シニアワークプログラム事業とは

シニアワークプログラムとは、各都道府県のシルバー人材センター連合会が厚生労働省の委託を受けることでなされている事業といえます。

シニアワークプログラム事業では、各種技能講習を受講することが可能となるうえ、合同面接会などの機会も得られることから、新たな道を切り開く切っ掛け作りとして活用することができます。

次にシニアワークプログラムについてご紹介します。シニアワークプログラム事業は各都道府県でなされていることから、正確にはお住まいの情報を得る必要があります。ここでは、おおよその受講資格や期間、受講内容などについてご紹介します。

シニアワークプログラムの受講資格

シニアワークプログラムは各都道府県によってなされていることから、その地域に在住し、就職や就業を希望する55歳以上の方を対象としています(ただし地域によっては60歳以上としている所もあります)。

主に、ハローワークなどに求職申し込みをしている人を対象としており、就業中の人や自営の人、さらには趣味や教養を目的とする人は受講することができません。

シニアワークプログラムは、講習終了後の再就職を保障するものではありませんが、それでも切っ掛け作りとして活用することで、ゼロを1へと変えることはできるはずです。

シニアワークプログラムの受講資格

・事業を展開する地域在住の55歳以上
 (地域により60歳以上)
・ハローワークなどに求職申し込みをしている人
・就業中や自営業の人、趣味教養目的は不可

受講期間と受講内容

都道府県でなされる事業であることから、講習内容についてはそれぞれ異なりますが、おおよそ以下のような講習を受講することが可能となっています。

【長期講習】 7日以上41時間以上

警備補助員講習
店舗スタッフ養成講習
調理補助スタッフ養成講習
クリーンスタッフ養成講習
家事支援講習
パソコン実務講習
子育て支援講習
緑地保全管理講習
訪問介護員2級課程養成研修
介護支援講習

【短期講習】 5日講習時間40時間以下

マンション管理員講習
発掘調査作業講習
販売スタッフ講習
農業補助員講習

受講内容は、概ねシルバー人材センターで紹介される職種に沿っています。また、これらは比較的高い時給を得ることができる職種でもあります。

よってシニアワークプログラムを受講しておくことで、優位性を以て仕事を受けることができるようになるはずです。

受講費用

シニアワークプログラムの受講料ならびにテキスト代は無料となっています。

ただし、会場までの交通費や駐車場料金、食事代などのについては受講者負担となります。

受講申し込みと受講者決定

講座開設の45日もしくは1ヶ月前に受付が介されます。シルバー人材センターもしくはハローワークなどに申込用紙が用意されているので、これに記入して提出することで申し込みをすることが可能です。また、電話での受付を可能とする自治体もあるようです。

受講者の決定は審査や調整の後に行われます。受講者の決定は、後日文書で通知されます。

まとめ

シニア以降における仕事の確保は、おおよそ限定されてしまうのが実情といえます。正社員として企業の中枢で力を発揮したいと願ったとしても、なかなか企業は受け入れてくれるものではありません。

しかし、働き方をシニアモードとして見直し、有り余る時間の中で適度な労働を通じて生き甲斐や自らの存在意義を見出したいとお考えであれば、それを具現化することは難しい話ではありません。

今回ご紹介したシニアワークプログラムは、そんな方がこれまでにはない新たな道を切り開いていただくための切っ掛けとして有効な手段といえそうです。

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