シニアがパソコンを最短で学ぶための学習プロセス

シニア趣味

「定年を機にパソコンを始めたいが何から始めればよいやら」
あなたはそんなお悩みを抱えていらっしゃるかもしれません。そこで今回は、シニアの方がパソコンを最短で学ぶための学習プロセスについて解説を進めていくことにしましょう。

基本ソフトの概念と種類と操作方法理解する

基本ソフトとは何か

基本ソフトとは、パソコンを動作させ、パソコンの持つ機能をユーザに提供するためのソフトウェアを言います。基本ソフトは英語ではOperating Systemということからこれを略してOSとも呼ばれています。

パソコンに基本ソフトがインストールされることで、初めて立ち上がり機能することになります。

基本ソフトは、あくまでもパソコンを動作させるためのソフトと言えます。このため、表計算やワープロソフトなど、ユーザが必要とするソフトについては、個々にインストールする必要があります。これらのソフトは、アプリケーションソフトと呼ばれています。

なお、基本ソフトは一般に購入時にPCにインストールされた形で導入されます。よってトラブルが発生しなければ、自らインストールする必要は生じません。また、PCによっては最低限使用なアプリケーションソフトがあらかじめインストールされているものも少なくありません。

基本ソフトの種類

基本ソフトには複数の種類が存在しますが、現在大きなシェアを持つ基本ソフトは、以下に示す5つとなります。

代表的な基本ソフト

OS名 メーカー 説明
Windows マイクロソフト PCで動作する基本ソフトで最も大きなシェアを持つ。最新バージョンはWindows10
MacOS アップル アップルによって提供される基本ソフト。Macシリーズで動作する
Linux系 多社リリース Linux系OSは、フリーウェアとしてリリースされる。無料で使えるが初心者には敷居が高い
Android Google 一般的なスマホで動作するOS
iOS アップル iPhoneシリーズで動作するOS

 

上記が代表的なOSとなります。仮にこれまでアップル製のコンピュータに接してきた経験をお持ちであれば、また、アップル社製のコンピュータを導入するご予定があるのであれば、基本ソフトはMacOSを用いることになります。

また、Mac以外の一般的なPCの導入を考えられているのであれば、予めインストールされているOSはWindowsとなるはずです。

まずは基本ソフトの機能や操作方法を理解する

パソコンを自由に使いこなすためには、基本ソフトの機能や操作方法を理解する必要がありあす。たとえば、ファイルをコピーしたり、フォルダーを作成したり、基本ソフトが持つ各種機能を起動したり数量させたりといったごく基本的な操作です。

なお、これについては書店を漁ることで簡単に入手することができます。価格も1000円程度と安価であり、カラー刷りで見やすくわかりやすい構成となっています。

Windows10やMacOSなど、それぞれ対応した入門書を購入して、それを見ながらひとつひとつ操作を覚えていきましょう。

基本ソフト以外のソフト群についても理解する

ソフトの種類

種類 説明
基本ソフト これまで説明したパソコンの基本動作を実現するソフト
アプリケーションソフト ユーザニーズに対応したソフト。それぞれをインストールすることでパソコンを如何様に用いることも可能となる。
ミドルウェアソフト 基本ソフトとアプリケーションソフトの中間で機能するソフト。詳細の切り分けは曖昧だが、パソコンに接続される各種機器を制御するソフトをデバイスドライバーと呼び、これもミドルウェアに含まれる場合がある。

パソコンをインターネットに接続する

一般のご家庭の場合、その多くが現在では光回線を導入しているはずです。光回線が導入済みであれば、あとは設置されるホームゲートウェイとパソコンを有線もしくは無線で接続することでパソコンはインターネットと接続されます。

また、光回線の導入がなされていない場合、PC購入時にインターネットの敷設を量販店などにお願いすれば、専門の担当者が訪問をして接続設定までを行ってくれるはずです。

なお、光回線の導入後には毎月通信コストが発生します。価格は回線品目や通信事業者によってまちまちです。また、回線導入と同時にインターネットサービスプロバイダーへの加入が必要となります。

インターネットサービスプロバイダーとは、ユーザーが光回線を介してインターネットに接続するサービスを提供する通信事業者であり複数が存在します。ただし光回線の導入時に必ず加入するものなので、提示される月々のコストの見積もりの中のどの部分であるかを担当者に確認し、認識しておく必要はあります。

光回線とインターネットサービスプロバイダー双方のコスト計は、おおよそ月5000円程度は覚悟する必要があります。

ブラウザの起動と基本的な操作方法を覚える

パソコンの導入ならびにパソコンとインターネットの接続環境が完了したのなら、いよいよインターネットデビューとなります。

パソコンで、様々なサービス提供を受けたり、ホームページやブログに対してアクセスをするためには、Webブラウザというソフトを用いる必要があります。

代表的なWebブラウザの種類

ブラウザ名 メーカー 対応OS 説明
Google chrome Google WindowsOS MacOS Android iOS Linux 最も多くのユーザ数を持つWebブラウザ。ただしOSに最初からインストールされていないので、利用するにはGoogleサイトにアクセスをしてインストールをする必要がある。
Firefox Mozilla Foundation WindowsOS MacOS Android iOS Linux Firefoxもまた多くのユーザを抱えるWebブラウザのひとつ。これもまたパソコン導入後にインストールする必要がある。
Microsoft Edge Microsoft Windows10 Windows10にプレインストールされているWebブラウザ。よってWindows10搭載パソコンを導入された場合、インターネット接続環境さえあればすぐにでも利用することができる。
Microsoft Explorer Microsoft Windows10 8.1 7 Windows10にもインストールされているが、主にそれ以前のWindowsにおいて用いられていたWebブラウザ。
Safari Apple MacOS iOS アップル社製のデバイスに実装されるWebブラウザ。iPhoneなどでも用いられている。Mac製のデバイス利用時には、基本的にこのWebブラウザを用いることになる。

アプリケーションソフトのおおよその種類を知る

これまでのプロセスを経ることで、パソコンの基本的な操作をしたり、Webブラウザを用いてインターネット上のあらゆるサイトにアクセスし、自由にWebの閲覧をすることができるようになりました。

しかしながらパソコン内で多彩な作業をするためには、基本ソフトの機能を超えたユーザーニーズに特化したアプリケーションソフトを各々でインストールして活用する必要があります。

アプリケーションソフトは、ざっくりと分類して以下に示す種類が存在します。また、数多くの企業からリリースされており、無料で用いることができるものから、有料での購入が必要なものもあります。

ご自分がパソコンを用いて実現したいものをあれこれと、考えてみるのも手ではあります。また、PCショップのソフトウェアコーナーを訪れることで、実際にパッケージを手にとってじっくりと学ぶことができるはずです。

代表的なアプリケーションソフトの種類

ソフトの種類  説明
オフィス系ソフト 表計算やワープロ、プレゼンテーション用のソフト。最近では無料でダウンロードできる製品や、クラウド環境で用いることができるWebサービスも多くなってきている。
画像編集ソフト 文字通り画像を編集したり写真の加工、イラストの作成などを行うソフト。これもまた無料で使うことができる高性能なソフトが多数存在する。
動画編集ソフト 昨今YouTube配信者が急増していることから動画を編集するソフトの需要が急激に高まっている。高機能のソフトは有料版が多い。
メディアプレイヤー 動画や音楽、音声データの取り込みや再生、データの管理などを行う。メディアプレイヤーを導入することで、DVDの視聴や取り込んだ動画の再生、音楽の再生などが可能となる。
ゲームソフト 無料版、製品版、ともに膨大な数が存在する。なかにはPCのスペックが高くないと動作しなかったり、ビデオカードを追加しなければ動作しないなど環境に依存するものも少なくない。
業務ソフト 会計計算や給与計算、生産や販売管理など各々に特化したアプリケーションソフト。主に製品版が多いが、無料で使える会計ソフトなども存在する。

*上記以外にも用途に応じて多種のソフトウェアがリリースされている。

できれば習得したいタッチタイピング

パソコンに関する知識や操作方法について理解を深めることができたでしょうか。もしこの段階に到達したのなら、ぜひとも習得していただきたいものとしてタッチタイピングを挙げることができます。

タッチタイピングとは

タッチタイピングとは、パソコンに接続されるキーボードを目視することなく入力するための方法です。見ることなくキーボードをタッチすることからブラインドタッチと呼ばれることもあります。

タッチタイピングを習得することで、高速での文字入力が可能となります。仮にパソコンを用いて原稿を執筆したいとお考えであれば、タッチタイピングは非常に有効なスキルとなるはずです。

タッチタイピングの習得期間

「あんな芸当私にはとても無理」とお考えでしょうか。

しかしタッチタイピングは、1日15分から30分程度の練習を重ねることで、早い人であれば2週間、一般的な人であっても1,2ヶ月あれば十分に習得することが可能です。

ご自分が、キーボードを見ることなく軽快に執筆作業ができるようになる姿を想像していただきたく思いおます。まさにパソコンのヘビーユーザーを演出することができるはずです。

タッチタイピングの効果的な練習方法

パソコンがインターネットに接続された環境にあるのなら、タッチタイピングを練習するために、新たにソフトウェアなどを導入する必要はありません。というのも、現在ではタッチタイピングの練習ができるサイトが複数存在するからです。

タッチタイピング練習サイトにアカウント登録をすることで、ご自分の進捗度をかんりしながら、段階を踏まえた練習とスキルアップが可能となります。
また、打鍵スピードの計測もなされることから、ご自分が日々どの程度成長しているかを確認しながら、練習を進めることが可能となります。

まとめ

今回は、新たにパソコンと向き合うシニアのために、パソコンを最短で学ぶための学習プロセスをご紹介しました。

ざっくりとした説明なので、付帯して覚えるべき情報はまだまだあるはずです。しかし今回ご紹介したおおよその項目をご理解いただくことで、比較的短期間でパソコンを習得することができるはずです。また、これらのプロセスを経る上では、わからないことが数多く出てくるはずです。

この疑問を解決するためには、検索サイトを上手に活用することです。

検索サイトは、たとえばYahoo!やGoogleに代表されますが、これらのページを訪れると、そこには検索窓が用意されているはずです。

よってこの窓に、疑問となるキーワードを入力し、その都度自ら調べることを習慣つけると良いかと思います。

たとえば、Webブラウザの種類が知りたい場合、検索窓に「Webブラウザ 種類」と入力して検索ボタンをクリックすることで、対応するページを調べることができます。あとは検索結果で読みたいと思うタイトル部分をクリックすれば、容易に目的とする情報を得ることができるはずです。

また、どのようなキーワードを入力したら良いかわからない場合には、
「最新の会計ソフトを購入したい」といった具合に、調べたいことをそのままの言葉で入力しても、目的を得ることができるはずです。

検索機能は、フルに活用することをお勧めしたく思います。その積み重ねが、あなたの知識を飛躍的に向上させることになるはずだからです。

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