シニア世代だからこそできる夫婦ゆったり国内旅行

シニア旅行

シニア世代となって定年を迎え、時間的経済的も余裕が得られるようになった方の多くが、楽しむものとしてゆったり国内旅行を挙げることができます。1泊2日や2泊3日というものではなく、1週間から半月程度の期間を設け、国内のあちこちを夫婦で巡る旅を楽しもうというわけです。

今回はそんなシニア世代だからこそできる夫婦ゆったり国内旅行について、旅行目的や移動手段、宿泊場所などをご紹介していくことにしましょう。

夫婦ゆったり旅の目的とは

定年までの間、サラリーマンとして仕事に生きたかたであれば、定年後はのんびりと旅行を楽しみたいと考えるのも当然の流れであるかもしれません。

サラリーマンの場合、長期休暇を得ることは簡単なことではありません。また、消化できる有給があったとしても、それをフルに活用するのは、なかなか気が引けるものです。

しかし定年退職後であれば、時間は自由に使うことができます。また、経済的に余裕があるご家庭であれば、有り余る時間を国内を巡るために使うこともできるはずです。

さて、では夫婦で長期の旅行へと出かける計画を立てる場合、あなたの主たる目的はどのようなものとなるでしょうか。

ちなみにシニア世代の方が、夫婦で旅行を計画される場合、その目的として以下のような項目が挙がるようです。

シニア世代の夫婦ゆったり旅の目的

・温泉巡り
・名所の観光巡り
・グルメ巡り
・何もしない
・自然や絶景巡り
・巡るものを決めた旅
・祭りやイベント巡り
・神社仏閣巡り
・城巡り

目的が旅を充実させてくれる

シニア世代における夫婦ゆっくり旅の目的としてまず最初に挙がるのは、温泉巡りであるようです。

これまで忙しく生きてきたわけですから、せっかくの旅は温泉に使ってのんびりとしたいとの考えに至るのは、自然のことだと言えます。また、全国に点在する名所を感応してまわるというのも、多くの方が挙げやすい目的のひとつです。

島国日本といえども、観て回ることのできる名所は各地に点在します。これまでテレビや雑誌などでしか目にしたことがなかった名所を、自らの目で観たりその場における雰囲気を感じるには、やはり現地に赴く必要がありそうです。

女性の場合は、全角各地の地元にあるグルメを堪能したいという方も多いようです。日本は四季折々様々な旬なものがあります。また、どの地においてもその地ながらの地元の食べ物があることから、これを実際に味わいながらの旅も、大いに盛り上がる素材といえそうです。

目的について取材をしていると「何もしない」を目的として掲げる方も意外に多いようです。つまり、旅に出てもこれといった目的を持たず、むしろ何もしないといった目的を行使したいと考えるわけです。これまで多忙な人生を過ごされた方に、そんな目的を持たれる人が多いわけです。

自然や絶景巡りもまた、ゆっくり旅で挙がりやすい目的のひとつです。季節と共に様相を帰る日本の自然を堪能しつつ、絶景ポイントを巡ってそれを写真に撮ったり記憶にとどめていく日々は、その後の人生における素敵な思い出にもなりそうです。

夫婦で長期のゆったりした旅を計画される方の中には、あらかじめ観光などの一般的な目的とは別に、巡るべきものを決定するという方も見受けられます。

たとえば、全国の祭りやイベント、神社仏閣、城、博物館や美術館、アミューズメントパークなど、特定の巡るものを決定しておき、それを目的として旅を楽しむわけです。

これらは全国に点在しているわけですから、巡るものをあらかじめ決定しておくことで、旅自体に目的や価値が生じることから、長期の旅を繰り返したとしても、やることがなくなるということがないわけです。

中には、全国をめぐりながら、そこで得た情報や撮りためた写真を、ブログとしてまとめ上げていくという方もいらっしゃるようです。

夫婦ゆったり旅の宿泊施設

宿泊施設

施設 目安となる一泊料金
リゾートホテル 客室単価  3万円以上
旅館 1泊2食付 一人3万円前後
シティホテル 朝食付き  一人1から3万円
ビジネスホテル 素泊まり  一人7000円程度
公共の宿 1泊2食付 一人7000円程度
民宿 1泊2食付 一人6000円程度
リゾートマンション 素泊まり  一人5000円程度

*上記はあくまでも目安。施設のグレードや部屋によって大きく異なる

夫婦ゆっくり旅の場合、宿泊数が多くなることから、予算により宿泊施設の選定を行う必要があります。

上記はおおよそ代表される宿泊施設となります。各々価格相場には開きがあります。おおよその相場についても記していますが、あくまでも相場である点はご理解いただく必要があります。

これをご覧になっていただくことでおわかりのように、リゾートホテルや旅館は比較的高価ですが、シティホテル、ビジネスホテル、公共の宿、民宿と、相場価格が安価となる傾向があります。ただし、シティホテルよりも安い価格は、食事なしの価格であることが少なくありません。

ビジネスホテルの場合、簡単な朝食が無料で食べることができるところもあります。また、1000円程度でバイキング朝食を食べることができるホテルも少なくありません。

公共の宿や民宿は、比較的安価に泊まることができるはずです。

民宿の場合、安価でかつ夕食や朝食が付帯しているところもあります。ただしリゾートホテルや旅館に慣れている方が宿泊する場合、施設の格差に抵抗感を示される場合も多いとききます。

最近では、民泊も普及していることから、リゾートマンションやコンドミニアムに安価で宿泊できる場合もあります。

施設はその日でもスマホから検索予約可能

一昔前であれば、長期の旅をする場合、各地の宿泊場所をしっかりと決定しておく必要がありました。しかし現在では、その日であってもスマホから簡単に宿泊施設を検索し、予約することができます。これは、ホテルや旅館の予約サイトが複数存在するからです。

また、これらの予約サイトは、場所や価格でその日空いているホテルを検索しそのまま予約を完結することが可能です。よって大々的なイベントが開催されているエリアでもない限り、夕方になってホテルを取ることは十分に可能です。

場所を選ばずにその日観光をしたり移動をして、夜になってその地の宿泊場所を予約するといった事由な旅をすることができるわけです。

ホテルや旅館の大手予約サイト

・楽天トラベル
・じゃらん

公共交通機関の移動コストを削減

知る人は当然のごとく利用されていますが、一方でご存知のない方も多いものに公共交通機関のシニア割引があります。

公共交通機関シニア割の一例

・JR東日本 大人の休日倶楽部
・高速・深夜バス シルバー専用運行
・タクシー シニア割引
・ソラシドエア シルバー割引
・日本航空 当日シルバー割引

たとえば、JR東日本には大人の休日倶楽部があります。50歳以上を対象としたミドル会員や男性65歳以上女性60歳以上を対象としたジパング会員など、定額で4日間乗り放題になったり、最大30%割引を受けられる特典があります。

また、比較的安価で移動できる手段として高速バスや深夜バスを挙げることができます。最近では快適なシートでの移動もできることや、寝ている間に移動できるなどの利点から、人気の移動手段ですが、これらもシルバー割引やシルバー専用運行の提供もあります。

旅行中には、タクシーを使うこともあるかもしれません。タクシー各社は65歳以上を対象としてシニア割引を設けている場合が少なくありません。

一方、飛行機での移動の場合は、日本航空やソラシドエアのシルバー割引を活用することで、65歳以上であれば大幅な割引を受けることができます。

当日割を用いることで1万円以内で国内の移動が出来る場合もあり、あらかじめ知識として持っていることで、ゆったり旅の範囲を格安で拡大することも可能であるわけです。

まとめ

シニア世代の夫婦ゆったり旅は、これまで頑張って生き抜いてきた方ができる人生のご褒美であるともいえます。時間や日程を気にすることなく、長期に渡る国内旅行を楽しむことができる機会でもあることでしょう。

各々にひとつの目的を設定することで、旅はとても輝いたものとなるはずです。

宿泊施設については、予算との兼ね合いはあるものの、赴いた地でその日に予約をして宿泊をすることもできます。移動にかかるコストは、シニア割を最大限に活用することで、格安で実現することもできます。

ご夫婦で旅に出られることをお勧めします。それは二人の貴重な思い出のひとつとなってくれるはずだからです。

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